ひよこらぼ

自作のTSF小説(変身・憑依・入れ替わり等によって性転換する小説)を掲載していく予定です。

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迷惑行為(ショートストーリー)

「きゃー、かわいい!」
「ほんと、可愛いね」
 ペットショップできゃあきゃあと甲高い声をあげている女子高生2人組。その先には透明のケージが一つ。その中に1匹の猫が入っていた。




「そうだ、写真撮ろうよ、写真」
 一人の女子高生が携帯を取り出す。
「え、でも……」
 もう一人の女子高生が気まずそうに指を指す。その方向には張り紙でこう書かれていた。

『ペットの撮影は禁止します』

「いいじゃん、ちょっとくらいならわからないって」
「えー、怒られちゃうよ」
「いいから、いいから」
 そう言うと、携帯で猫を撮る女子高生。そのシャッター音に驚き、猫が奥に隠れてしまう。
「あー、もう。そんな奥に言ったら撮れないじゃない」
 そう言って、ますます撮影をエスカレートしていく。そこへ
「あの、お客様……」
「え?」
 ペットショップの店員だろうか、若い男性が女子高生に話しかけた
「撮影はおやめくださいませんか?迷惑になりますので」
「あ、ごめんなさい。ほら、怒られたから」
 写真を撮っていない女子高生が、写真を撮っている女性に止めるように促す。しかしその行為を止めることは無かった。
「うーん、ブレちゃうな。もっと止まってくれないかな」
「やめなってば~」

「お客様……」
 店員は先ほどより低いトーンで女子高生に話しかける。
「これ以上、写真を撮りますと、迷惑行為として、それなりの対応をさせていただきますよ」
 凄んで注意するが、
「もー、どうしてこの猫、大人しくしてくれないの!?」
 女子高生は聞く耳を持たなかった。

「ふう、仕方ないですね」
 そう言うと店員は女子高生の頭の上で、右手の人差し指と親指を挟んで何かをつまみ出す仕草をする。
「ひゃ、あ、あれ、力が……」
 すると、あれだけうるさく写真を撮っていた女子高生の動きがピタッと止まった。
「え、どうしたの? おーい、智菜?」
 写真を撮っていた女子高生、智菜は、連れの女子高生の呼びかけにも応じず、うつろな目をして立ち尽くしていた。

「さて、と」
 店員は人差し指と親指をくっつけ、何かを摘んだような状態のまま、今度は猫のいるゲージに向かい、扉の鍵を開けた。
「よーし、大人しくしろよ」
 今度は猫の頭の上に左手を持ってくると、先ほどと同じように摘み出すように手を動かした。すると猫も智菜と同じように動きが止まる。
「今度は……」
 右手を猫の頭の上に置き、人差し指と親指を離す。そしてすぐに扉のケージの鍵を閉めた。
すると、しばらく動きが止まっていた猫が、動き出す。しかし、その動きがおかしかった。自分の体を見るように首や体を動かしたあと、突然暴れだした。しかし、頑丈なケージはヒビ一つつかなかった。

「どうしたの、智菜? 返事してよ? 」
 動かなくなった知菜にひたすら声をかけている友人。そこへ先ほどの店員が戻ってくると、今度は知菜の頭の上で左手の人差し指と親指を離した。
 しばらくすると、智菜の顔に生気が戻る。
「あ、あれ。俺、どうして?」
 ぼーっとして、あたりをきょろきょろ見回す智菜。
「俺は……、この店に取り立てに来て……、って何だこりゃ?」
 自分の体を見下ろし、驚きの声をあげる智菜。体をペタペタと触り、髪に手をやり、スカートを捲り上げる。
「な、何で俺が女になっているんだよ?」
「……ち、智菜?」
 友人の豹変振りに言葉が出ない友人。
「お客様、ちょっとこちらへ」
「あ、てめえはあの時の店員!? 俺に何をしやがった?」
 女性らしからぬ言葉遣いで店員に詰め寄る。そんな智菜をつれて、店員はスタッフルームへ入っていった。


「えー、あなたは……、そうそう、土地代を払えと言って難癖つけてきたヤクザさんでしたよね」
 店員が智菜に尋ねる。
「ああ、そうだ。それよりどうして俺がこんな姿になっているか説明しろ!!」
 智菜は凄んで見せるが、女子高生の姿と声では、まったく威圧感を感じない。
「お店に迷惑をかけたんで、ちょっと猫になってもらいました。といっても、すっかり猫になりきっていて、そのことは覚えてないでしょうけど」
「まさか、そんな…、じゃあ何で今、俺はこんな女になっているんだ」
「その女の子も、お店に迷惑をかけましたので、猫になってもらいました。それで猫の中にいたあなたの魂を空いていたその娘に入れたんです」
「なっ!? 元の姿に戻せ!」
「そう言われましても、あなたの体は、以前に猫だった人物に差し上げましたから」
「な、ふざけんな!」
「何で怒ってるんですか? ……ああ、そうかその娘として暮らしていけるか心配なんですね」
 そういうと店員は智菜の方へ近づく。
「そうじゃねーよ! ……って、なんだ? え!? ひゃあん!?」
 店員は智菜の胸を、制服の上から揉む。
「何だ今の感覚……、くすぐったくて、気持ちいい……?」
 店員の手を振りほどくと、智菜は揉まれた胸に手を当てて、驚いた表情を見せていた。
「な、何しやがるんだ!」
「あなたの名前は?」
「何だよ、いきなり。俺の名前は智菜だよ……ん? 違う! 俺の名前は……」
 その様子をみて、店員は深く頷いた。
「うんうん。心配しなくても、すぐにその娘の記憶に侵食されてくるから心配しなくて良いですよ。それと、先ほどみたいに強い刺激を与えると侵食が早くなりますから」
「俺は……、俺の名前は……、うわああああ!?」
 叫び声とは裏腹に、自分の胸を揉み始める智菜。
「ああん…、俺の、あたしの名前は本田智菜…、この近くの高校に通う1年生で……、いやだ、俺が、俺がなくなってくる……でも止められない」
「記憶の侵食は快感を増幅させますから。変に我慢せずに、素直に受け入れたほうが楽ですよ」
 智菜の自慰行為は止まらない。胸だけではなく、片手をスカートの中に入れる
「ひゃう!? やだぁ、やだ、止められないよ。気持ちいい」
 口では嫌という言葉を発していても、智菜は自分を弄っている。
「あん! やだ…俺が……無くなる…、あたしになっちゃう……」
ぎこちなかった動きが、段々と自分のツボを心得ているような触り方に変わってくる。そのたびに智菜は媚声をあげ、快感に浸る。
「あ、あん……、あっ、あああああああああん!?」
 体を大きく反らし、声を上げ、絶頂をむかえた。


「どうしよう、あたしが、あたしになっちゃったよぅ……」
 青ざめた顔をする智菜。その言葉遣いには先ほどのような荒い口調は見られない。
「良かったですね、これで智菜さんとして振舞えますよ」
「やめてよ! もう猫を写真で撮らないから、元に戻してよ!」
「あなたは別に猫を写真で撮ってないですよ」
 その言葉を聞いて、ハッと口を押さえる智菜。そして目には涙を浮かべる。
「ううっ……、ひどいよ…。智菜としての記憶しか思い出せないのに、自分がヤクザさんだってことも覚えているなんて……」
「次はお店に迷惑をかけないで下さいね」
 にこやかな笑顔で、店員はスタッフルームを後にした。


「あ、店員さん、智菜ちゃん、いえ私の連れの人は?」
 スタッフルームから出てきた店員に智菜の連れの女子高生が話しかけてきた。
「まだ、中にいますよ。そのうち出てくると思います」
 その言葉通り、智菜がスタッフルームから出てきた。
「お、おまたせ……、な、奈津……」
「心配したんだよ~、中々出てこないし、写真取っていた猫ちゃんは、急に暴れちゃうし……」
 そう言うと、奈津と呼ばれた女子高生は智菜に抱きつく。
「ひっ!? あ、あの、あまり引っ付かないで、胸が……」
 体を硬直させて、顔を赤くする智菜。
「え? あ、ごめん。でも、どうしたの? 様子が変だよ」
「そ、そんなことはないよ」
 しかし、その言葉は少し震えていた。

「あの、ご迷惑をかけてすみませんでした」
 奈津が店員に頭を下げる。
「いえいえ、迷惑をかけないのであれば、いつでも来店していただいてかまいませんよ」
「はい、ありがとうございます。それでは」
 奈津は智菜の手を掴んで外へ出る。智菜のその歩き方はスカートに慣れていないようなぎこちない動きをしていた。

「さて、今度はどんな迷惑な客が来るのでしょうか」
 店員が呟く。
 ケージの中では先ほどまで暴れていた猫が、すっかり猫らしく、ぐっすり眠っていた。

おわり





気分転換に思いついたショートストーリーを公開します。
少し実話だったりします。
この店員は何者なのか、猫になってしまった女子高生はどうなってしまうのか。
その辺は読者さんの想像におまかせするということで……。

それでは!
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コメント

やっぱりひよこらぼさんの作品は素晴らしいですね。
もうちょっと更新速度を上げていただくともっと嬉しいですが(笑)、無理をなさらず頑張ってください。

  • 2011/08/01(月) 19:12:13 |
  • URL |
  • ヨッCー #-
  • [編集]

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

  • 2011/08/04(木) 14:11:11 |
  • |
  • #
  • [編集]

>ヨッCーさん
ありがとうございます!
更新頻度は……ごめんなさい(笑)
今回みたいにショートストーリーを頻繁にあっぷできたらなと思っています。

>非公開コメントさん
いつも拍手コメントありがとうございます。
なぜ店員がこんなことをするかは理由付けしてないのですが、
これならたしかに迷惑行為も対処できますね。

  • 2011/08/04(木) 20:05:07 |
  • URL |
  • ひよとーふ #-
  • [編集]

初見です~

このストーリーが僕にはかなりしっくりキました~

次回作がほんとうに楽しみです~

  • 2011/08/31(水) 14:32:33 |
  • URL |
  • アントン #I4t1ZHtI
  • [編集]

>アントンさん
はじめまして!
気に入っていただきありがとうございます。
更新頻度は遅いですが、楽しんでいただければうれしいです。

  • 2011/09/04(日) 21:29:14 |
  • URL |
  • ひよとーふ #-
  • [編集]

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このコメントは管理人のみ閲覧できます

  • 2015/08/23(日) 19:32:52 |
  • |
  • #
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