ひよこらぼ

自作のTSF小説(変身・憑依・入れ替わり等によって性転換する小説)を掲載していく予定です。

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シャッフルトレイン(前編)

とある私鉄。郊外から都心へとつながるその路線は、朝のラッシュ時には、通勤、通学に多くの人が利用する。その中で7:44発の都心行き特別急行、その第3車両では不思議なことが起こっている。




 都内の会社に勤めている俺。都心部への通勤のために朝のラッシュを、毎日嫌というほど経験している。
 通勤で大変なこと、それは終点のひとつ前の駅から終点までの区間だ。どういうことかというと俺がいつも使っている特別急行は、終点のひとつ前の駅から人が大量に乗ってくる上に、終点まで約20分間も停まることが無い。つまり、人がぎゅうぎゅう詰めになって20分間もその状態でいなければならなくなるのだ。
 そして最近、気がついた。電車の第3車両にいつも乗っている中年のサラリーマン。始発駅から乗っているのか、いつも座っている。そのサラリーマンが必ず終点のひとつ前に降りているのだ。つまりそのサラリーマンの前に立てば、その人と交代で20分間は座ることができるのではないかと。

 そして今日、その計画を実行するため、いつも乗っている車両とは別の第3車両に乗ることにしたのだ。
 電車に乗り込むと、座席はすべて埋まっていた。俺は早速あの中年サラリーマンを探す。
(いた、あそこだ!)
 いつものように座席に座っている、その男性。俺はその人の前に立った。

 やがて電車は終点の1つ前の駅に到着する。
「あ、降ります。すいませんね、通して下さい」
 サラリーマンは小声で俺に話しかけた。
「はい、どうぞ」
 俺はサラリーマンが通るスペースを開ける。
「あ、どうもどうも」
 そういってサラリーマンが立ち上がると同時に、俺はその開いた席に座る。
(やった、うまくいった!)
 サラリーマンが電車から出て行くと同時に大量の乗客が流れ込んでくる。立っている人はほとんど身動きが取れなくなっている。俺もいつもは身動きがとれずに耐えていたが、今日は違う。余裕を持って座れるのだ。
(明日からも、この作戦を使おう)
 そう思っていると、電車のドアが閉まり、電車が発車しようとする。その時だった。
 ドクン――
「え!?」
 体の中から何か出てくるような感覚。
「これは……」
 原因を考える間も無く、俺は一瞬で気を失った。


「何だ……?」
 意識が戻る。先ほどまでの電車の中。しかし周りの景色が灰色になっていた。そして俺は俺の頭頂部を見ていた。
「何で…?」
 俺は俺の体から飛び出ていた。いや、俺だけじゃない。他の乗客も体から球体のようなものが飛び出していた。そしてそれらの球体はふわふわとあたりを漂い始めた。その球体以外は何も動いていない。窓の景色も何もかも。まるで時間が止まっているようだった。
 俺も何とか球体になっている体を動かす。
(何だか変な視点だな)
 自分の頭を上から除いたことなんて今まで無い。鏡でもそうそう見れるものでもない。
(へー、俺ってこんな頭なんだ。意外と髪の毛薄いかも……)
 自分の髪の毛の現状にショックを受ける。
(そうだ、せっかくこんなヘンテコなことになっているんだから……)
 ちょうど俺の目の前に立っていた女子高生に目を向けた。
(じっくり顔を観察してみよう)
セミロングの髪、小さくて可愛らしい顔をしている。小さな体で、必死にラッシュに耐えているような格好のまま停止している。普段ならこんなにじっと観察なんて出来ない。
(へへ……そうだ!)
 俺は体を女子高生の足元に移動させた。そこから彼女を見上げる。彼女が着ている制服は短いチェックのプリーツスカート。それを足元から見上げるということは――
(おお!? これは…)
 スカートの中。彼女の下着が丸見えになっていた。隠しもしないので、見放題だった。
(すごいな、これは、えへへ、もっと近くで)
 俺は興奮して、大胆に女子高生に近づいていった。
(あ、あれ、しまった?)
勢いあまって、彼女の体に俺の体が接触してしまった。すると俺の体がどんどんと彼女の中に吸い込まれていく。
(な、何だこれ……、い、意識が……)
 俺は再び意識を失った。

 プシューと電車のドアが閉まる音が聞こえ、電車が走り出す。その慣性で俺はバランスを崩しそうになるが、ぎゅうぎゅう詰めになっている車内では、こけることがなかった。安心してふと気づく。
(何で俺、立っているんだ?)
 今日は座ることが出来たはず。おかしな夢を見ている間に誰かに座られたのか。そう思いながら、俺は目の前に座っている男を見る。
(俺!?)
 目の前に座っている男、それは紛れも無い俺自身だった。
(じゃあ俺は誰なんだ……?)
 そう思って、俺は自分を見おろす
「な、なんだこれ!?」
 思わず大声で叫んでしまう。まず目に飛び込んできたのは灰色のカーディガンに白いブラウス。首元には赤色のリボンがある。そしてさらに視線を落とすと、青色チェックのプリーツスカートをはいていた。しかもその姿が似合うような体。女子高生の姿になっていた。この制服は先ほど変な夢の中で見た女子高生の格好とまったく同じだった。
「な、な、何で俺があの女子高生に……?」
 パニックになりながら独り言を言っていると、
「どうしたんだい、お嬢ちゃん?」
 ふと、俺が俺に話しかけてくる。
「いえ、なんでもないです」
「具合でも悪いのかい、おじさんが診てやろうか?」
 俺に話しかけてくる俺の体。その口調は明らかに俺のものとは異なっていた。ちょうど俺の隣に座っている40~50代くらいのおっさんのような喋り方だ。そしてそいつは女子高生の俺の体を嘗め回すように見てくる。俺はそんなことはできな――しない。
(どうなっているんだ……)
 ふと先ほどの夢を思い出す。さまざま球体が体から飛び出し、電車の中をさまよっていた。俺も球体となって女子高生のスカートの中を覗こうとして女子高生の体に吸い込まれていった。いや乗り移ったと言ったほうがいいのかもしれない。ということは目の前の俺の体にも誰か別の、隣に座っていたおっさんだろう、球体が憑依している可能性が高い。とにかくあの変な夢は現実に起こったことと考えたほうがいい。

「俺がスカートをはいている!?」
「いや、何か股についてる?」
 周りも何か様子がおかしい。球体がそれぞれ自分とは違う体に乗り移ったのだろう。

「あたしのカラダ、柔らかくて気持ちいい……」
「ひゃ、あん……やめ、やめてくれ」
「何よ、さっきまで散々触ってたくせに……。ほら、ここ触るともっと気持ちいいよ」
「あん、ぁあん…」
 女言葉の男が、目の前の女性を触っている。女性の方は戸惑った顔をしながらされるがままになっている。痴漢をする側とされる側が入れ替わったのだろうか。

「足が痛いよー、腰も固まっているように動かないし…なにこれぇ…」
 おじいさんが両手で顔を押さえ、泣きながら座り込んでいる。

「てめぇ、俺の体をどうするつもりだ」
 中学生くらいの真面目そうな女の子が、大柄なガラの悪そうな男に掴みかかっている。
「ひょっとして君、大原君?」
「何で俺の名前を?」
「やだなぁ、さっきまで君と一緒にいたじゃないか。お金を貸せって」
「まさかお前、松原?」
「そうさ、君に苛められてた松原だよ」
「お前の仕業か、元に戻せよ!」
「そんなかわいい声や格好で凄まれても全然怖くないよ。それに今は大原君の姿だし」
 そういうとガラの悪そうな男は女の子に詰め寄る。
「お、おい。やめろよ。ひぅ……」
 男は女の子を抱きしめる
「あはは、僕を苛めてた大原君がこんなに可愛くなるなんて」
「やめ…、頭を撫でるなぁ…、あ、ああん」
 じたばたする女の子それを男はおもちゃのように可愛がっていった。

電車の中はパニックになっていた。しかしこれだけパニックになっても、誰も車両から出ようとはしないし車掌が出てくることもなかった。

(どうしよう……俺、女子高生になっちゃったよ。この制服は都内でも有名な私立の制服だよな。俺、そこに通うことになるのか。この子の友達とかとうまく話せるのかな。それにまた受検勉強しなくちゃいけないのか。でもまた大学生になるのは良いかも。今度は女子大生になっちゃうのか。いつかは男と付き合って、それで結婚? 男となんて嫌だな……)
 俺の頭の中もパニックになっていた。考えがまとまらない。そうこうしている内に――
「終点、終点です。お忘れ物のなさいませんようお降り下さい」
 車内にアナウンスが流れ、電車が減速する。するとまた眩暈がした。

「あれ?」
 俺は座席に座っていた。電車のドアが開き乗客が降りていく。先ほどまでの事など無かったかのように。
 足腰の悪そうなおじいさんが普通に降りていく。ガラの悪そうな男が気の弱そうな男と一緒に降りていく。俺の前に立っている女子高生も普通に降りていく。誰も先ほどのことは覚えていないようだ。
「どういうことだ……?」
 白昼夢を見てたのだろうか。しかし、先ほどまでの女子の制服を着ていた感覚は妙にリアルなものだった。


 次の日、俺は昨日と同じように第3車両に乗車する。そして終点のひとつ前の駅で、同じように座ることができた。電車のドアが閉まり、発車する。すると――
(やっぱり、夢じゃなかった!)
 俺は球体になってふわふわ漂っていた。周りも体から球体が飛び出し漂っている。
(じゃあ、早速……)
そして俺はすぐに目の前にいた女性に乗り移った。

「うーん……、おお?」
 眩暈のあと、気がつくと、電車が発車していた。身体が揺れると胸の辺りで体のゆれとは違うゆれを感じることが出来た。
「すごい、昨日の女子高生よりおっぱい大きいな……」
 今の俺は、カーゴパンツにカットソー、カーディガンと、カジュアルな服装をしていた。大学生ぐらいだろうか。フェミニンな格好をしているが、胸の膨らみが女性になっていることを感じさせる。そして昨日の女子高生より胸が出ていた。思わず胸を手で掴んでしまう。それは手に柔らかさを伝えてくる。
「あれ、何で私、男物のスーツなんて着てるの?」
 目の前の俺が困惑したようにつぶやく。俺の体の中に入っているのはどうやら女性らしい。
(そうだ、面白いことを思いついたぞ)
 俺は自分の体に近づいた。そしてスラックスの上から細い指で俺の股間を撫で回す。
「へ!? な、な?」
 口をパクパクさせている俺の体。かまわず俺は行為を続ける。気持ちいいんだろうか体をくねらせている。
「何してるんですか!?」
 ついに怒り出す、俺の体。しかしアレはすっかりそそりたっていた
「気持ちいいんだろ、素直になれよ」
 俺は耳元で囁く。そしてベルトを外しチャックを開け、直接股間を刺激する。
「ん、んあ……、やめて。おかしくなる…」
 自分の意思とは無関係に快感を伝えてくる男の感覚に、成す術がないようだ。
「あ、あぁ…、何か、何か出る……」
 ペニスがビクビクを脈打つ、そして――

どくっ、どくっ――

 俺の体から白濁液が放たれ、今の俺の体にぶっかけられる。
「たっぷり出したな。気持ちよかったか?」
「わ、私…、わたし……」
 放心状態の俺の体。こんな行為をしても、周りは騒ぎ出すどころか、昨日と同じようにパニックに陥っていて、まったく気づいていない。
その時、ちょうど電車が終点に到着したようだ。俺は意識を失う。

 眩暈の後、俺は元の体に戻っていた。すぐに股間を見る。スボンはしっかりと穿かれていた。射精した痕跡は無い。
「なるほど。この20分間の行為は無かったことになるのか」
 しかしそのことを俺だけは覚えている。


次の日、俺はわざと終点の前の駅で降りるサラリーマンの前に立たなかった。しかし車両は同じ第3車両に乗っている。
 そして終点の前の駅でサラリーマンが降りていく。俺は立ったままだ。これで良い。ここから終点までの20分間の出来事を俺だけが覚えている理由、それはひょっとしたらサラリーマンと入れ替わりにあの席に座ったからかもしれないと思ったからだ。
 電車が動き出すといつものように球体が体から飛び出る。俺は一目散にサラリーマンが座っていた席に移動した。そこには女性が座っていた。サラリーマンと入れ替わりに座ったのだろうか。俺はその女性に乗り移った。

「さてと」
 いつものように自分の体を確認する。
「おお、胸がでかいな」
 ふんわりとした水色のワンピースを押し上げる胸に目がいく。何カップかはよくわからないが、男なら誰でも見とれてしまうだろう、大きな胸をしていた。
「ん…、やわらかい…」
 胸を揉まれるのはこんな感覚なのか。そのくすぐったさと、気持ちよさは癖になりそうだ。
「よし、早速……」
 俺はワンピースのスカートの中に手を入れ、何も無い股間に手を当てた。20分しか時間が無いのだ。ぼーっとしているとすぐに過ぎてしまう。
 ショーツをずらし、アソコへ指を入れようとする。
「いたっ……」
 まだ受け入れる準備が整っていないそこは、指を入れると痛みを発した。
「こうすれば……」
 ヒダにそってマッサージをするように指を動かす。俺の行為をいろんな人が見ている。見られていると思うと、恥ずかしくなり、だんだんと体が熱をおびてくる。
「あ……、何だか下腹部が切ない気分だ…」
 ジュンっとアソコが濡れ、何かを欲している。俺は再び指を中に入れる。
「ん、あああぅ!」
 指にアソコが吸い付いてくるようだ。そして指を出し入れするたびに、せつなさと気持ちよさか交差してくる。
「あん……、男と、全然……違う……」
「あの、わたしの体で、変なことしないで下さい」
 元の体の持ち主だろうか、男が何か騒いでいる。しかし今の俺にはそんな言葉を聞いても行為を止めることが出来なかった。
「あ……、も、もう、ダメ……、イ、イクぅ~~~~~~!!」
 大声を上げて、俺は絶頂を迎えた。

 火照るカラダ。一度絶頂を迎えても、まだ醒めることはなかった。
「あん……、まだ、きもちいい……」
 女の快感がここまでとは思わなかった。
「ひどい……、わたし、こんなこと…」
「あん…、ちょっと、触るな」
 男が俺に掴みかかってくるが、その刺激で敏感になっている俺の体が反応する。
 そしてちょうどその時に終点に到着した。

「あれ?」
 俺は20分前にいた場所に立っていた。
「早く降りてください」
「え、あ、すみません」
 後ろから降りようとする人に怒られる。俺がぼーっとして立ち止まっていたので、つっかえていたようだ。
俺は先ほどまでの行為を覚えている。先ほどまで俺が乗り移っていた女性を見ると、何事も無かったかのように電車から降りている。こちらは覚えていないようだ。
「あのサラリーマンは関係ないのか」
 やはりこの不思議なことを覚えているのは俺だけのようだ。


 これまでに分かったことはこうだ。俺がいつも通勤に使っている7:44発の都心行き電車の第3車両。そこの終点から一つ前の駅を出発する時に、時間が止まり、その車両に乗っている人の魂のような球体が体から飛び出る。そして球体が飛び出て抜け殻となった体に乗り移ることが出来る。全ての球体が体に戻ると、止まっていた時間が動き出し、終点までの20分間は乗り移った体で行動できる。そして終点に着くと、元の体に戻るのだ。そしてその間とった行動は無かったことになる。しかし俺だけがその行動を覚えているのだ。
 理由は分からないが、それだけ分かれば十分だ。
 これまでは嫌になっていた朝の通勤ラッシュ。これからは楽しいことになりそうだ。

つづく



 短いですがキリがいいのでここで終わります。
 私は車通勤のため、通勤ラッシュをあまり経験したことがあまり無いのですが、ラッシュ時の電車はすごいですね。まったく身動きがとれなくなっちゃいます。
 さてお話の続きですが、今回の現象に気づいた主人公。後編ではさらに悪ノリする予定です。

 それでは
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コメント

自分の記憶以外はすべてリセットされるとはありがたい!
これなら遠慮なく思う存分楽しめますね(^^)
自分が他人の肉体で愉しむのみならず、他の人たちのパニックと痴態も鑑賞できるというのがまた嬉しいですな。

  • 2011/06/04(土) 16:01:54 |
  • URL |
  • nekome #lWxbDKCI
  • [編集]

>nekomeさん
何をしてもリセットされるのでやりたい放題です(笑)
書き手としても後のことを考えずに書けますので非常に書き易かったりします。

続きは、主人公だけでなく
他の人も巻き込んだシチュエーションを考えていますので楽しみにしていて下さい!

  • 2011/06/06(月) 00:17:56 |
  • URL |
  • ひよとーふ #-
  • [編集]

面白い

全てリセットされて、自分しか覚えてない憑依体験なら、欲望に任せて大暴走するしかない!?
中編?後編?、続き楽しみにしてます。

  • 2011/06/10(金) 01:22:05 |
  • URL |
  • Ts #-
  • [編集]

>Tsさん
ありがとうございます。
誰にもばれないので、大暴走をしても大丈夫です。
むしろ大暴走しなければいけないですね(笑)

この主人公がどんな行動に出るのか…
続きを楽しみにしていてください!

  • 2011/06/12(日) 14:31:04 |
  • URL |
  • ひよとーふ #-
  • [編集]

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