ひよこらぼ

自作のTSF小説(変身・憑依・入れ替わり等によって性転換する小説)を掲載していく予定です。

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カメラ 第2話

「明日は遠足だぞ、一彦」
「ああ、面倒くさいなー」
「いや、面倒くさいじゃなくて。学校の行事があれば堂々と写真を撮れるじゃないか」

 部室で見つけた、写真の写っている人物に変身できるという不思議なカメラ。いろんな人に変身して楽しもうとしていた俺たちだったが、どういうわけだか、俺が最初に入れた記録メディアがカメラから取り出せなくなっていて、最初に記録メディアに入れてあった入学式の写真の人物以外は変身できなくなっていた。その代わり、このカメラでも写真が撮れるようになっていた。
 新しく別の誰かに変身するときはこのカメラを使って人を撮り、一度カメラの中の記録メディアに保存してから、前回のように画像表示モードで撮影すれば変身できる。



「こんなことなら、もっと人が写っているデータが入った記録メディアを入れればよかったなー」
 一彦がぼやく。
「だからこそ、明日の遠足で撮るんだよ」

 写真部とはいえ、校内で無差別に人を撮ることはできない。撮るにはいろいろと許可が必要なのだ。いろんなところに撮影の許可をもらいに言ったが、全て断られてしまった。もし強引に無許可で撮ってそれがばれたら、せっかく存続した写真部が廃部になってしまう。カメラを部活でなく個人で楽しむのも良いが、写真部という立場で堂々と撮ることのできる機会を失いたくない。

「で、遠足かー、許可とれたの?」
「ああ。学校行事の写真は卒業アルバムにも載せるし許可がおりやすいんだ」
「うひょー、それじゃ、明日は俺がこのカメラで写真撮るぜー!」
「だめだ」
「何でだよ」
「お前に任せたら、女の子しか撮らないだろ。そんなことしたら問題になる」
「ちぇっ、けち。……ねえ、おねがい。あたしにそれを使わせてよ」
「い、いい加減、変身を解けよ」
 ちなみに、先ほどから一彦は1年生の女の子の姿でいる。さすがに女の子の声で詰め寄られるのは、中身が一彦だと知っていても動揺してしまう。俺は一彦の頭を軽くはたくと、カメラの操作し変身を解除させた。
「あー、何すんだよ」
 すっかり低い男の声にもどった一彦。
「むやみに変身すると、見られたときまずいだろ」
「だって、女の子のカラダってぷにぷにして柔らかいから気持ちいいんだよ」
「それは解るけど…、やっぱりだめだ」
「ちぇっ…」

 前に、真由ちゃんと祥子ちゃんに変身して楽しんでいた時、あえぎ声が外に聞こえていて、そのことを誰かが教師に報告したらしく、一度教師に部室を調べられてしまった。もちろん、カメラのことを知られなければ証拠も出てこないため、シラをきりとおした。そのため聞き間違いということになったが、一応警戒のため、それ以降、そういった行為はしないように、またむやみに変身したりしないようにしている。


「よーし、それじゃあ今回の遠足について説明するぞ」
「へーい」
 やる気の無い返事で返される。
「ちゃんと聞け! 今回の遠足は登山っていうことは知ってるよな。まあ登山といってもハイキングみたいなものだけど。それで俺たちがすることは、皆と一緒に登りながら写真を撮る係と、先に山頂に登って、皆が山頂に登ってくるところを写真に撮る係の2つ」
「ふんふん」
「で、俺が先に山頂に上がってあのカメラで撮る係。一彦は俺のカメラを貸してやるから皆と一緒に撮る係な」
「えー、俺が山頂で取る係が良い。登りながら撮るなんて難しいし」
「うん、確かに難しい。だからこそお前に任せるんだ」
「俺の撮影技術を見込んで?」
「いや、お前はどっちにしろ撮影が下手だから。俺が綺麗に撮れる方を担当するだけ」
「何だよう、それ」
「あのカメラ、写真がブレていると変身できないからな。なるべく綺麗に撮りたいんだ。解ってくれ」
「うーん……」
 納得していないな、この顔は……。
「それじゃあ、今日はこれで終わりだ。また明日な」



 次の日、俺は先に山頂へ登るため早めに家を出た。そして写真部にあのカメラを取りに行った。しかし……
「あれ、な、無いぞ?」
 カメラが無くなっている。部屋の中には俺の私物のカメラしか置いていない。

「おお、野村。お前も早いな」
 遠足の準備をしている先生に声をかけられた。
「は、はい。おはようございます……ん、先生お前『も』って……?」
「ああ同じ写真部の伊東も早く来て、もう山頂に向かったぞ」
「ええ!?」
「じゃあ、登山途中の写真もよろしくな、写真部部長!」
「あ、はい…」

 どういうつもりだ、一彦のやつ…。
「おーい、写真部、一枚撮ってくれ!」
「あ、はい!」
 結局俺が登りながら撮影することになってしまった。


「おーい!智成!」
 山頂で無邪気に手を振る一彦。遠足は山頂に着き次第自由時間となる。
「おい!俺の言いたいことは解るな……」
 人がいなければ思いっきり殴りたい。
「まあまあ、まずは写真を見てくれよ」
「まあ、写真が撮れていれば文句は無いが……」
 一彦はカメラをこっちにむけて撮った写真を見せてくれた。うん、確かに綺麗に撮れている。あいつにしてはたいした進歩だ。だが……。
「一彦……」
「綺麗に取れてるだろ」
「なんで全身像が撮れてる写真が1枚も無いんだ!!」
 一彦の撮った写真は腕、足、顔などアップで撮ったものばかりで、全身が写っている写真が一枚もなかった。
「いやー、皆が近づいてくるから上手く撮れなかった」
「離れて撮れよ!!」
「おお、そうか。その発想は無かった」
「もういい、カメラ貸せ」
 俺は一彦からカメラを取り上げようとするが……
「おっと」
 さっとかわされる。
「あれ?」
 一彦の後ろは結構高い崖があった。そのまま俺は勢い余って……
「あ、おい、智成!!」
 気付いたときには俺はその崖から転落していた。



「ここは……、痛っ……」
 崖から落ちた際に、足を挫いたみたいだ。
「誰かが助けに来るまで待つしかないか」

「おーい、智成ー! 怪我してないかー!」
 上から声がする。この声は一彦だ。
「一彦か? 足を怪我したんだ。誰か呼んで……」
「何だって、今行くぞ」
「お、おい!?」
 一彦が器用に崖を滑り降りてきた。

「大丈夫か智成」
「ああ、足を怪我して歩けないんだ」
「ごめんな。俺が勝手なことをしなきゃ……」
「いや、俺も怒って悪かった……、い、痛っ」
 立つことも出来ない。こりゃ、帰りの下山はどうすればいいのか。
「痛いのか、あっ、そうだ」
 カメラをこっちに向ける。
「おい、何をする……」

――カシャ
 フラッシュが焚かれる。誰に変身させられたんだ。俺は慌てて自分の手を見る
「あれ、いつもの体だ」
 変身に失敗したのか? しかし、先ほどまでズキズキと痛かった足の痛みが消えてなくなっている。
「足はどうなって……ええっ!?」
 ジャージをめくって見た足に俺は驚いた。
「なんだこれ、足が細い?小さい?」
 自分の足が華奢になっている。ジャージをさらに捲ってみると、毛がまったく生えていないスベスベの足がそこにはあった。そして小さな靴を脱ぐと足の爪には青色のラメがネイルされている。これは……女の足……?
「お、おい一彦、これは……?」
「ああ、さっき山頂で撮った写真の一つで、牧田の下半身。それをさっきカメラで智成の下半身と重ねて撮ったんだ」
 牧田というのは同じクラスの女子だ。いつも制服のスカートを短くしたものを履いて足を露出させている。さすがに登山がある今日はジャージで来たみたいだが。そして露出させているだけあって、綺麗な足をしている。そんな足が俺の足に…

「部分的に変身させることもできるのか……」
 捻挫も治っている。こんな使い方もあるのか。俺が感心していると……。
「よし、じゃあ上に登るぞー」
「うわぁ!?」
 俺をおんぶする一彦。
「いや、もう捻挫してないから大丈夫だって……、うわっ」
 おんぶする時に太ももを擦ってくる一彦、こいつわざと……?
「牧田の足、柔らかいなー」
「やめろって、うぁん…」
 太ももからの刺激に思わず声が漏れる。
「うーん……」
 何を思ったか、一彦はおんぶしていた俺を地面に降ろす。そして再びカメラを俺に向ける。
「お、おい今度は何をする……」
 先ほどの刺激で、足が上手く動かせない俺は、カメラから逃げることができなかった。

――カシャ
 フラッシュから目が慣れると俺はすぐに自分の体を確認する。足は女の子のまま。他は変わっていない……。失敗したのか?
「お、おい一彦……、って、あー、あー。……ええ!?」
 男とは違う高い声。そして鼻につくような声。この特徴のある声は吉田か。……そうか喉を変えられたのか。
「よし、これで良い。男の声で喘がれると何か気持ち悪いし」
「何考えてんだよ!」
 おっとりとした吉田の怒る声は何だか新鮮だ。しかしこの声じゃ迫力がでない。
「まあまあ、よいしょっと」
「ひ、ひゃあ!?」
 再びおんぶをされる俺。当然のことながら、足をいやらしく触られる。
「あっ、お、おい……、やめろぉ……」
「すげぇ……、耳元で吉田の喘ぎ声が聞けるなんて……、何だか興奮する」
 足だけでなく、お尻の方まで手を這わしてくる。
「うぁ……、ふぁ……ん」
 牧田の足、感じやすすぎだ。そして吉田の甘い声が、俺の脳をとろけさせる。

「お、おい、マジでやばいって」
 一彦は返事をしない。執拗に俺の足を、お尻を揉んでくる
「ちょ、そこはダメだって……、ああん……」
 手が俺の股間に迫ってきて、ジャージの上から俺の、牧田のアソコを刺激してきた。それだけでアソコは濡れてきた。

「そんなこと言ったって、智成も感じているくせに」
「これは、牧田の下半身が……」
「感じているのは智成だろ」
「う……」
 俺が返答に詰まると、一彦はジャージの中に手を入れてくる。
「おい、ホントにまずいって……ひゃああん!?」
 何も無い俺の股間に指が侵入してくる。牧田のアソコは簡単にその指をくわえ込む。
「へえー、牧田って結構経験してるんだな」
「ああん…、牧田のアソコ……、感じやすすぎだ……ふあぁん…」
 くちゅくちゅと卑猥な音を立てる。そして今までこんな声を出したことが無いであろう、吉田の声。

「ああん……、やぁ……ん、んああ!」
 一彦の指が俺の肉壁を掻くたびに、俺は快感で足が震え、声が漏れる。
「これだったら2本いけるかな…?」
「え……!? あ!? あ…、ああああん!?」
 2本の指が俺の中を這い回る。
「ああん……、ふぁぁん……、ん…、あん……、ああん……」
 擦れるたびに生まれる快感は、俺の、男の脳じゃ処理しきれない。声をあげることしかできない。
 「あ……、く…くる……、あん……、イクっ……。あ……、ああああああああん!!」
 俺は大きな声をあげ、絶頂をむかえた。



「はあっ、はあっ……」
「いやー、俺のテクニックで牧田と吉田をイかせたみたいで、大満足だ」
 イッた後でも俺はまだおんぶされていた。軽く足を摩られる。
「ふぁ……ん、おい……、まだ、敏感なんだから、やめろよ…」
「へーい、俺もそこまで鬼じゃないよ」
「……まったく」
 しかしカメラは一彦が預かったままだったので、俺は牧田の足と吉田の喉のまま下山することになってしまった。吉田の喉は話さなければ問題はなかったが、牧田の足は厄介だった。バランスが悪く何度かこけそうになり、また筋力が無いため、いつもより倍疲れた気がした。
 そして一番の悲劇この後に起こった――

遠足が終わり、俺たちは部室でカメラの後片付けをしていた。
「おい一彦、そろそろ元に戻してくれ」
「おー、了解!」
 一彦は解除ボタンを押す。
「えっ!? い、いたたたた!!」
 激痛が俺の足を襲う。俺の足は紫色に腫れ上がっていた。
「捻挫が悪化している……いてえ!」
 俺は慌てて保健室に向かった。先生には、なぜここまで放置したのかと怒られたが、本当のことなど言えるはずも無く、ごまかすことしかできなかった。


「体を変身している間も、元の自分の体は時間が経っているということか」
「どういうことだ?」
「例えば、1年間ずっと他人の体のまま変身していても、元の体は、変身した当時の姿ではなく、1年間成長した姿になっているってこと」
「なるほど」
 俺の捻挫と引き換えに得た情報は結構大きかったのかもしれない。

つづく




 一ヶ月近く更新できなくてすみませんでした。年度末は何かと忙しくて書く時間が取れませんね。
 4月になったら少し時間が取れそうです。

 さて、アンケートで続編の希望が多かったカメラの続きです。
 今回、初めて部分変身というものに挑戦してみましたがどうだったでしょうか?
 今回は下半身と声だけでしたが、次は手や髪などフェチ心をくすぐる様な作品も書いていきたいですね(笑)
それでは
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コメント

更新お疲れ様です

久しぶりのコメントになります
カメラの続編ということで部分変身の話ですね
私は割と好きなんですが、他サイト様ではあまり扱われていなかったので嬉しいです
次回は「神と悪魔と存在の手」をお願いします

  • 2010/03/21(日) 23:28:34 |
  • URL |
  • 紫水晶 #NkOZRVVI
  • [編集]

男友達の手で勝手に体の一部を女に変えられ、喘がされてしまう展開に興奮しました。
もし変身の決定権を相手が握りっぱなしだったら、ことあるごとに抱かれて爛れた関係になってしまいそうです(^^)

今回、カメラの機能で怪我に対処するのを見て思ったんですけど、複数の男女の写真を用意しておけば、体を換えることで何ラウンドもセックスできそうですね!(爆)

  • 2010/03/22(月) 21:10:40 |
  • URL |
  • nekome #lWxbDKCI
  • [編集]

>紫水晶さん
お久しぶりです!
確かに他のジャンルに比べて部分変身のジャンルを書いているところは少ないですね。
部分変身は描写が難しいのではないかと思います。
『神と悪魔と存在の手』は少しずつ書き始めていますので、もう少しお待ちくださいね。

>nekomeさん
変身の決定権はカメラを持っている人ということで、
カメラの存在が他の人にばれて、
主人公や男友達が強制的に変身させられるという展開も面白いかなと、今思いつきました(笑)

今回のカメラの設定だと、
たしかに変身を繰り返していけば、疲れ知らずになりますね(笑)

  • 2010/03/22(月) 21:57:35 |
  • URL |
  • ひよとーふ #-
  • [編集]

私もコメは久しぶりです^^

いやあー、部分変身にこんな使い方があったとは。正直また、考えもしなかったので驚きでした。

  • 2010/03/25(木) 00:56:48 |
  • URL |
  • 憑依サイコー #-
  • [編集]

>憑依サイコーさん
お久しぶりです。
……といってもいつも拍手コメントをいただいていますので、久しぶりと感じなかったり(笑)
また後で拍手コメントにも返信しますね。

部分変身はいろんなシチュエーションが考えられますので、
書いていて難しいですが、楽しいですね。

  • 2010/03/27(土) 09:22:29 |
  • URL |
  • ひよとーふ #-
  • [編集]

部分変身最高でした。妄想が膨らみますね。
顔以外を変身したままで、普段の生活をしてみるとか。
次回作も期待しています。

  • 2010/03/28(日) 17:53:27 |
  • URL |
  • #-
  • [編集]

コメントありがとうございます!

自分の体を女性へと変化させられて、
ばれないように必死で隠すというシチュエーションも良いですね。
このカメラはいろんな使い方ができそうです。

  • 2010/03/28(日) 22:20:03 |
  • URL |
  • ひよとーふ #-
  • [編集]

はじめまして

ひよとーふ様、はじめまして!
勝手ながらひよこらぼ様を私のブログにリンクを貼らさせていただきましたことをご報告に参りました。
私のブログ(名:りこれく)もTSFを扱っておりますのでよろしくお願いいたします。
(ブログURLがなぜか貼れないので、グーグルで「りこれく」で検索すると出ると思います。)
また、もしよろしければ相互リンクしていただけると嬉しいです。それでは、失礼いたしました!

  • 2010/04/04(日) 21:59:34 |
  • URL |
  • りこ #SFo5/nok
  • [編集]

>りこさん
初めまして!
コメントありがとうございます。
リンクを貼っていただきましてありがとうございます。
こちらからもリンクしますね。

よろしくお願いします!

  • 2010/04/05(月) 21:52:20 |
  • URL |
  • ひよとーふ #-
  • [編集]

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