ひよこらぼ

自作のTSF小説(変身・憑依・入れ替わり等によって性転換する小説)を掲載していく予定です。

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せいなる夜

 今日は12月24日、クリスマスイブ。俺は彼女の早紀と過ごす予定だ。
 本当はどこかのレストランでディナーといきたかったのだけど、予約で一杯。結局早紀の家で、早紀の手料理をご馳走になることになってしまった。でもどんな高級なディナーよりも早紀の手料理のほうがおいしい……といったら恨まれるかな。
 
「メリークリスマス!」
 仕事を終えて、早紀の家に着くと、俺は大きな声で彼女を呼んだ。
「メリークリスマス。いらっしゃい。早く入って」
「お、おい早紀、その格好…」
 早紀はサンタの格好をしていた。スカートが短くて目のやり場に困る。
「えへへっ、どう似合う?」
「うん、可愛いよ」
「ふふっ、ありがと」
 頬を染めながらうれしそうな顔をする早紀。



「おじゃましまーす」
 彼女の家にお邪魔する。早紀の家は一人暮らしだが、入るのは初めてだ。……ん? 付き合っていて、彼女が一人暮らしなら家に何度も行ってもいいものだけど。……そういえばいつから俺たち付き合っていたっけ?
「どうしたの? ぼーっとした顔して」
 下から早紀が覗き込む。
「い、いや。何でもないよ」
 うん、いろいろ度忘れしてるんだろう。気にしないでおこう。

「さあ、召し上がれ」
 すでに料理が準備されていた。シャンパンにローストチキン。パイ生地包みのクラムチャウダーにクリスマスケーキ。
「すごいな、全部早紀が作ったの?」
「うん。ケーキまで作ったんだよ。すごいでしょ」
「すごいすごい。いただきまーす」

 俺は早紀の料理をあっという間に平らげてしまった。ここまでしてくれる彼女を持って俺は幸せだ。毎年毎年、もてない俺は一人で寂しくケーキを食べていたのに。
……そういえば、何でもてない俺がこんな可愛い女の子と付き合ってるんだ。そもそもどんなきっかけで付き合い始めたんだ。告白はいつしたんだ。
 何かがおかしい。何かが……。

  
 頭にかかっていたもやもやが、ゆっくりと晴れて行く。
 俺はこの女のことを知らない……。
「なあ、早紀」
「ん?なあに?」
「お前は誰だ? 何で俺の恋人になっている?」
 そういうと彼女は一瞬驚いた表情を見せたが、すぐに笑みを浮かべる。
「何だ~、気づいちゃったのか。あはははっ、すごいねキミ」
「どういうことだ!」

 俺が叫ぶと彼女の体が光だし、サンタの衣装から漆黒の翼と尻尾が生える
「あたしは男の性を喰らう淫魔、サキュバス。クリスマスイブにもてそうもない男をだまして性を頂こうかと思ってたんだけど……、まさか洗脳が解かれるなんてね」
 突然の彼女の変貌に俺は声を失った。
「偶然とは言っても、あたしの洗脳を解くほどの力を持つ人間か…。利用するのも面白いわね。よし、キミ、あたしの手伝いをしなさい」
「て、手伝いだと?」
「そう。あたしと一緒に男の性を集めて頂戴」
「ふ、ふざけるな!」
「あら?別にふざけてなんかいないわよ」
「俺に男の相手をしろってことなのか?」
「あ、その辺は心配ないわ。はい、これ。早紀からのクリスマスプレゼント!」
 白い袋からプレゼントを取り出す。まるでサンタみたいに。
「これは…」
 そこには俺のサイズにピッタリなサンタのコスチューム衣装が入っていた。女装でもするのかと思いきや、男性物の衣装で下はズボンだった。
「女装していくのかと思ったけど」
「なんだ、そっちのほうが良かったの?」
「そんなわけないだろ!!」
「そう、それじゃこれに着替えなさい」
 言い方は軽く聞こえるが、その言葉には逆らってはいけないという本能的な恐怖を感じた。

「これでいいか?」
 サンタの衣装に着替えた俺は、その辺でケーキ売りのバイトをしている兄ちゃんのようだった。
「似合ってるじゃない。それじゃ、頑張って男の性を集めてきてね」
「おい、これでどうやって……」
「行きなさい」
「はい……」
 彼女に凄まれて、俺は渋々外へ出かけた。


 繁華街に出た俺は一人でいる男を捜す。周りには恋人たちでいっぱいだ。どうして俺はこんなことをしているんだろうか。
 しばらく散策していると、ゲームセンターで一人で格闘ゲームをして遊んでいる男を発見した。とりあえず声をかけてみるか。
(なあ、あんた)
「ねえ、あなた」
 ……!?
 自分の出した声に驚く。そして喋り方がおかしい。身長が低くなったのか目線が下がる。そして髪の毛も長くなっていて、着ていた服が女物のサンタ衣装に変わっている。先ほど早紀、いやサキュバスが着ていた衣装みたいに。

「な、何?」
 俺の顔をみて顔を赤くするその男。
「ゲームお上手なんですね。ちょっと見てても良いですか?」
「あ、ああ。いいよ」
 何だこれは……。俺はパニックになっていたが、そんなことを顔に出すことが出来ずに、ただ男がゲームをしているところを眺めていた。
(さっそく男を捕まえたわね、上出来、上出来)
 頭の中でサキュバスの声が響く
(さっき着た衣装はね、性を吸い取る相手の理想の姿、性格の女性に変身することができるの。だから男のあなたでも簡単に男の性を集めることが出来るから頑張ってね)
(おい、まて…)
 頭の中の声はそれっきりで途絶えた。
 
 そうしていると、男はあっという間にゲームをクリアーしていた。俺は大げさに拍手をすると、
「すごーい、ほんとに上手なんですね。わたしも少しゲームをやるんですけど、周りの皆が上手すぎてやるのが恥ずかしいんですよ」
 これは、俺の経験だ。俺も少しゲームはやるが、うまい人の多いゲームセンターでは下手な自分を見られたくないというプライドから、まったくやらない。俺の持っている知識から、相手のツボにあう言葉を出すように変換されるのか。
「いや、誰でも最初は下手だよ……」
「そうですか?どうしたら上手くなれますか?」
「うーん何度も練習することかな。このゲームの特徴は……」
 好きなゲームのことだからか、最初は口数の少なかった男も段々と饒舌になってくる。男の話は、もともとこのゲームをやっていた俺にとって面白く、つい聞き入ってしまった。

「なるほど~、ありがとうございます。今度やってみますね」
「……ここまで話を聞いてくれた女の子は初めてだ」
 たしかにゲームの話を聞いてくれる女の子はいないだろう。
「今日はどうして一人でゲームセンターに?」
「それが、今日過ごす予定だった相手にだまされて……」
「あの……、一目ぼれなんだ。付き合ってください!」
 い、いきなり告白か。それほどまでにこの男の理想の姿、性格になっているのだろう。
「は、はい。うれしいです」
「ほ、ほんと?じゃあこれからどこかに行かない?」
「はい、良いですよ」

 ゲームセンターを出た俺たちはそのままどこかへ出かける……と思いきや、路地裏に連れ込まれた。
「ご、ごめんなさい。もう我慢できないんだ」
 男が興奮している。背後から手を回され胸を揉まれる。
「あ、あん…、ちょっと…」
 ゾクゾクとする刺激。それだけでこの体はスイッチが入ったみたいだ。乳首の先が固くなり、股の間がキュッとする。
「はあ、はあ……」
 男はズボンとトランクスを脱ぎ大きくなったペニスを取り出す。
「いいよ、後ろからして……」
 俺は短いスカートを上にまくって、ショーツを脱ぐ。胸を揉まれただけなのに、もう下は十分過ぎるほど濡れていた。
「い、いくよ」
――ズブッ
「あ…、ああん!」
 ペニスが中に侵入してくるのが解る。濡れた愛液で簡単にその異物を中にくわえ込む。
「くっ、動くよ」
 男が腰を上下に動かす。
「あ…、ん……、んあぁ……、んぐぅ……」
 異物が体の中を這い回る。快感が伝わってくる。
「んぅ、いいよ……、シュウ」
 ふと、男がやっていた操作していた格闘ゲームのキャラの名前で男を呼んでみた。
「くっ、俺もだよ、アリカ」
 アリカというのはシュウの恋人の女性キャラだ。そういえば姿が今の自分の姿に似ている。
「シュウ…、あなたが…修行の旅から帰ってくるのを…ずっと待っていたのよ…」
「すまない、アリカ…、もうずっと離さない!」
 このセリフはゲームでのエンディングシーンだ。俺たちはキャラになりきってえっちをしていた。
「アリカ…、アリカ……」
「んぅ…、あん……、だめぇ…、激しいよ…、シュウ」
 ゲームのなりきりえっちに興奮したのか、さらに激しく俺のことを攻め立てる。
「んあぁ……、ああん…」
 ペニスが膣を刺激して、動くたびに呼吸が出来ない。俺は言葉にならない声を出す。
「ああん…、んあぅ……」
突かれるたびに口から出る喘ぎ声。

「アリカ、もう出るよ」
「あん……、あたしも……。一緒にイこうねシュウ…」
 段々と腰の動きが早くなる。もう何も考えることができない。そして…
「で、出るっ!」
「あ、あん……、イクっ…、ああああぁ~~~~ん!」
 沢山の性が自分の中に吐き出されるのを感じながら、俺は女としてイッた。


「あれ、どうしてこんなところに?」
 男はいままでのことを忘れているようだ。ふらふらと繁華街に戻っていった。

 俺の体はまだ火照っていて気持ちよさと気だるさが残っている。これが女の快感……。
しかし俺の体は次の男を探しに向かっていた。

 あれから俺は一人でいる男の性を集めてまわった。それぞれの男の好みに変身する俺は、あるときはSっ気のあるお姉さんに。そしてまたあるときは従順な少女になってえっちをした。俺はすっかりと女の快感に虜になっていた。

 そして夜も明けるころ、俺はサキュバスのいるアパートに帰ってきた。
「ご苦労様……って、ずいぶんと可愛くなっちゃったわね」
 今の自分の姿は小さな女の子。まさかあのスポーツマンの男が、こんな趣味をしてたなんて…。お兄ちゃんのペニス、おっきくって…、気持ちよかったな……って何を考えているんだ。
「大丈夫? まあいいわ。それじゃあ集めてきた性をもらうわね」
「ひゃうっ…」
 サキュバスは俺の小さなアソコに指を入れる。そして俺の体の中から何かが抜き取られていく感覚がする。

「ふうっ、ご馳走様。なかなかおいしかったわ」
「もう良いんだな」
 いつの間にか元の自分の姿に戻っていた。
「ええ。それじゃあその服を返してもらおうかしら」
「えっ……」
 この服を返したら、もうあの女の快感は味わえないかもしれない。
「そう。じゃあその服をあげる代わりに、もっと男の性を集めるのを手伝ってもらおうかしら」
「す、少しだけならいいぞ」
 この服さえあれば女の快感を味わえる。別にサキュバスの手伝いをしているわけじゃないんだ。
 このとき、サキュバスの口元が笑みを浮かべていたことに俺は気づかなかった。


「ふふっ、こんなに簡単に男の性を集めることができるなんてね」
 サキュバスが一人でつぶやく。
「わたしが直接集めるより、女の快感に溺れた男を使ったほうが、楽して集められるなんて、新しい発見だわ」
 サキュバスが男の様子を見る。
「ねえ、お兄さん。一人で何してるの? あたしと遊ばない?」
 そう言って男を連れ出す元男の姿
「まあ、せいぜい私のために働きなさい」


おわり


 メリークリスマス!
 ということでクリスマスのお話です。何とかクリスマスイブに間に合いました。間に合わなかったら来年まで寝かせておくつもりでした(笑)
 それでは


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コメント

メリークリスマス!!!

  • 2009/12/25(金) 01:00:37 |
  • URL |
  • チッラ #-
  • [編集]

>チッラさん
コメントありがとうございます。
遅くなりましたが、メリークリスマスです!

  • 2009/12/25(金) 20:36:35 |
  • URL |
  • ひよとーふ #-
  • [編集]

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