ひよこらぼ

自作のTSF小説(変身・憑依・入れ替わり等によって性転換する小説)を掲載していく予定です。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
このページのトップへ

逆転の連鎖

逆転の続きになります。

どうしてこんなことになったのだろう…。
どうして!?



わたしがこの男と入れ替わってもう1年経つだろうか。

この男と体が入れ替わったことなど
誰も信じてくれない。

私の体の男に会いに行こうとしたが、
あの日以来、ボディガードを付けていて、近づくことすら出来ない。

あの日の騒動の責任をとる形でわたしは会社をクビになり、
今はその日暮らしの生活を送っている。

「おつかれさまでしたー」
今日もバイトが終わった。
男に体に慣れたくはないが、
長い間男でいることで、
体の感覚や話し方などに慣れてきてしまっている。

「でねー」「…そうなんだ」「キャハハハッ」
帰り道、どこかの女子高生の集団が大声で話していた。

「わたしも…、去年はあそこの中にいたんだよね」
わたしは女子高生の集団を眺めていた。

「ねえ、あの男、さっきからこっちずっと見てるんだけど」
「やだー、気持ち悪い」
「こわいから、ここから離れようよ」
そう言って女子高生の集団は、逃げるようにこの場を立ち去っていった。

眺めていただけで、どうしてここまで言われなければならないのだろうか。
とはいえ、この体になってからはいつものことである。

「はあ…」
どうしてこんなことになったのだろう…。
どうして!?



「あら、お久しぶりですわね」

…この声。
忘れはしない、『わたし』の声。
振り向くと女子高の制服に身を包んだあいつが立っていた。

「何で…あなたがここに…」
「一年ぶりだというのに、つれないお言葉ですね…、ほらあれからここも成長したんですよ」
と、あいつは腕を組んで胸を強調させる。

「わたしの体を返してよ!」
とあいつに詰め寄る。
「まあ野蛮な…、おっと、これ以上俺に近づくなよ、ボディガードが来るぜ」
「くっ…」

「随分と苦労してるみたいじゃないか」
「誰のせいで…」
一年ぶりに見たあいつ。ひそかに自慢だった胸がさらに成長している。
髪の毛もすこしウェーブをかけたんだろうか、ぐっと大人っぽさが増している。
わたしの体ってこんなに魅力的だったんだ。

「そんな苦労している『元』佐奈枝ちゃんにプレゼントをあげようと思ってな」
そう言うとあいつはスカートのポケットから携帯電話のようなものを取り出した。

「ほらよ」
わたしはそれを受け取る。
「これは…何?」

「体を入れ替えてくれる装置だ」
「そ、それじゃあ…」
これで元の体に戻れる…

「いや、元の体には戻れないぜ。一度入れ替えたものどうしじゃ反応しないみたいなんだ」
「じゃあ、元の体には…」
元に戻れない…、そんなのって…。

「別のやつと入れ替わってしまえば良いんだよ。自分で言うのも悲しいが、その体でいるのがイヤなんだろ」
「え、でも」
「何だったら、『わたし』の親友の結衣ちゃんと入れ替わるっていうのはどうだ? 親友なら成りすませることができるだろ?」
「そ、そんなこと、できるわけないじゃない!!」
結衣はわたしの小学校からの親友。
中学、高校とずっと一緒の学校に通っていた。
そんな親友を酷い目に遭わせるなんて…。

「ふーん、おっと噂をすれば…。結衣ちゃんがこっちに来てるぜ」
1年ぶりに見る結衣の顔。
わたしは懐かしくて目が潤んできた。
そして結衣は私の前に立った。
「えっと…、ゆ…い…」


バシーン!!


一瞬何が起こったのか解らなかった。
わたしは結衣に頬を叩かれていた。
「さっきから私の友達に何してるんですか、近づかないでくれますか!」
今までわたしに見せたことのない険しい顔で睨まれた
「……ゆ……い…?」
「…!? 何で私の名前を知ってるんですか? まさかストーカー? 行こ、佐奈枝」

呆然とするわたし。
結衣はあいつの手を引っ張ってこの場から離れようとする。
すれ違うときにあいつが私にしか聞こえないようにぼそっとつぶやいた。
「おまえの親友の結衣ちゃんな、おまえと俺が入れ替わった後でもまったく気づかれなかったぜ。本当に親友なのかね…」

「何ぼそぼそ言ってるの佐奈枝、はやく行こう」
「うん」
「…フン!」

あたしに軽蔑の眼差しを向けてくる結衣。
そして早足でこの場から立ち去っていく。


…結衣。
入れ替わったことにまったく気づかなかったなんて。
親友の結衣ならどこか異変を感じてくれているのではないかと思っていた。
頬が痛い。
さきほどの結衣の目を思い出す。わたしを馬鹿にしたような目
わたしがこの一年間どれだけ苦労してきたか…。
その間、結衣はわたしと入れ替わったあいつに何の疑問を持たずいたんだ。

結衣なんて…
わたしの中で何かどす黒いものが渦巻く。
わたしの苦労を思い知ればいいのよ!


持っていた携帯が反応する。
『入れ替わり対象者 
高木 結衣 
入れ替わりますか?  ⇒はい  いいえ』

わたしは迷わずはいを押した。




わたしは制服を着て歩いていた。
1年ぶりに着る女子高の制服。
こんなにスカートってスースーするものだっけ。
胸を触るとやわらかいものが。
スカートの上から股を触るとアレはついていない。

「おいおい、本当に入れ替わるとはね。佐奈枝…、いや結衣ちゃん」
隣にはわたしの体のあいつがいた。


「わたしがいる!!」
あの男が近づいてきた。中身は結衣だろう。
「ちょっと、わたしの体返しなさいよ!」
結衣が叫ぶ。


……いや結衣はもうわたしなんだ。こいつは見知らぬ不審者の男だ。

バシーン!

わたしはその男に強烈な平手打ちをした。
「近づかないでって言ったでしょ、このストーカー」
「えっ」
キョトンとするその男。

騒ぎを聞きつけたのか、佐奈枝のボディガードが駆け寄ってその男を取り押さえる。
わたしたち2人は佐奈枝の迎えの車に乗り込みこの場から離れた。

車の中――
佐奈枝がわたしの耳元でささやく。
「しかし、おまえもえげつない事をするな。親友だったんだろ…って、あん」
佐奈枝の…わたしの体がこんなにも近くにいる。
きれいな顔、大きな胸、ほっそりとしたふともも。
わたしはいつの間にかあいつの胸を揉んでいた。
「まったく…、本当にレズだったのか? それとも1年も男でいたら染まってしまったのか?」
わたしはあいつの問いかけに答えなかった。



わたしは1年ぶりに女子高生として登校する。
もちろん周りの女子高生を見ていてもわたしに軽蔑の目を向けない。
あの後、あの男がどうなったのかなんて知らない。知りたくもない。

「おはよう、結衣」
「おはよう、佐奈枝」
あいつから声をかけられる。
「…今日の放課後、ごみ収集所の裏でな」
「…うん」


そして放課後――
「ああん……ひゃあん…」
ごみ収集所の裏でわたしはあいつの体を触る。

「あん…、ちょっと…おまえ…激しすぎ…」
わたしは力いっぱいあいつの胸を揉む。
スカートの中に手を入れあそこを指でかき回す。
「ちょっと、あっ…ひゃ、あん、やめろって」
あいつの声なんか気にしない。
「あっ…、あっ…、イクッ、イクゥゥゥゥー」
あいつは体を反らせて
「はあっ、今日も…激しかったな…、また…明日も頼むぜ」
そう言ってやつは帰っていった。

この体ならわたしの体に触れることが出来る。
わたしの胸を揉むことができる。
喘いでいるわたしの顔を間近で見ることが出来る。
わたしを犯すことができる…。

わたしはレズじゃない。
わたしのカラダが好きなだけ。
わたしのカラダはわたしだけのもの。
絶対に手放さない…。

おわり



拍手で続きを見たいというリクエストがありましたので、書いてみました。
今回の話も相変わらずダークな展開にしていますがどうでしたか。

ダークな展開を書くには、登場人物を徹底的に自己中心的にしています。
構想を考えるときには心が痛むのですが、
書いているときにはなぜか楽しく書けたりしています。
うーん、不思議。

憑依バーの続きは……
ごめんなさい。まだ構想段階だったりします。
何とか頑張って書き上げたいのでもう少しお待ち下さい。

それでは
このページのトップへ

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://hiyokolabo.blog85.fc2.com/tb.php/20-e67e25ef
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
このページのトップへ

FC2Ad

プロフィール

ひよとーふ

Author:ひよとーふ
性別が変わってしまうTSF小説を掲載していく予定です。
リンクフリーです。よろしくお願いします。

最新記事

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (28)
短編TSF小説(憑依) (16)
短編TSF小説(変身) (9)
短編TSF小説(入替) (9)
短編TSF小説(その他) (10)
TS作品紹介 (2)
憑依バー (4)
逆転 (5)
神と悪魔と存在の手 (4)
カメラ (4)
りある・りふれくしょん (2)
小説一覧 (1)

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

FC2カウンター

検索フォーム

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。