ひよこらぼ

自作のTSF小説(変身・憑依・入れ替わり等によって性転換する小説)を掲載していく予定です。

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職業体験学習

大学も最終学年になったこの6月
僕は就職活動に必死になっていた。


『貴殿のますますのご活躍をお祈りしています。』

「…ああー、またお祈りメールかよ…」
パソコンの前でぼそっとつぶやいた。



100年に一度という大不況の今、
どこの会社も採用数を絞っていて、
内定をもらうのも一苦労。

何となく過ごしてきた学生生活
特にやりたいこともなく何となくどこかに就職できたらいいや
という甘い考えで就職活動をしてきた結果
どこの企業からも不採用通知。

「そろそろ本気でやばいよな…」
大学の同期の人が内定を貰ったという報告がどんどん入ってくるのを聞き
さすがに僕もあせってくる。
「でもなあ、働くってなんだろうなあ」
どうしても働くという実感がわかない。

「よう!何か悩んでるみたいだな」
突然友人の野本から声をかけられた。
彼は早々に大企業から内定を貰っている。

「野本か、いいよなお前は早くに内定が決まって…俺なんて…」
いらいらしてた僕はつい就職活動の愚痴をはいてしまう。
「いろいろ悩んでいるんだな、だったらいいサイトがあるぜ!」
「サイト?」
「そう、俺が就職活動で参考にしたサイト。これのおかげで俺は内定取れたんだぜ」
と野本は僕のパソコンにURLを打ち込む。

「えーと、何?『職業体験学習』だって?」
サイトに表示された文字を読む。
「これでいろんな仕事を仮体験できるんだ」
「いや、もうこんなことしてる場合じゃないだろ」
いまさらインターンシップなってやってる場合じゃない。
「違う違う、これは本物を体験できるんだ。まあだまされたと思ってやってみな」

渋々そのサイトに自分の情報を登録する。
「うわっ、すごいな!」
画面にはものすごい数の職業が表示されている。
「とりあえず適当に選んでみろよ」
野本の言葉に僕は『営業』というボタンをクリックした。
「どうなるんだ…あれ?」
急に意識が途切れて…


「おい、何ぼーっとしてるんだ、外回りに行くぞ!」
突然見知らぬ男から声をかけられた。
「ほら、早く車を出せ」
言われるがままに車のカギを受け取り車を発進させる。
(何が、どうなっているんだ?)

どうやら今の自分はどこかの会社の社員になっているらしい。
車のミラーを見ると自分とはまったく違うスーツ姿の男が映っていた。
話しかけてきた男は先輩社員で、これから一緒に得意先周りに行くみたいだ。
都合のいいことにどうも自分の知らない知識は体が覚えているようだ。

得意先では先輩社員が営業トークで商品の売り込みをはじめた。
自分もこの体の知識を利用して商品のアピールをする。
その甲斐あってか、商品を売り込むことが出来た。

「おまえ、今日は良かったぞ。この調子でこれからも頑張れよ」
先輩社員から褒められ、自分の力じゃないとはいえ、とてもうれしい気分だ。
(これが働くってことなのかな…)


「おーい、大丈夫か?」
野本の声に意識が戻る。
「どうやら体験してきたみたいだな」
意識を失ってから30分は経っているようだ
「このサイトはいったい…?」
「これは実際に働いている人に憑依してその職業を体験できるサイトなんだ」
「それじゃさっきの体験は…」
「そう、さっきまでの30分間、営業を体験してたわけだ」

「どうしてこんなサイトを知っているんだ?」
「まあそれは聞くな、それよりこれでいろんな職業を体験して、就職活動に役だてろよ」
そう言って野本は帰っていった。

このサイトを使って僕はいろんな職業を体験した。
どの仕事にもうれしいことやつらいことがあり、その体験はとても新鮮だった。



ある時、登録した内容を変更できることに気がつき、冗談で登録内容の性別欄を「女」にしてみた。
「これは面白いな」
表示される職業名が女性の名称に変わっている。
以前はたしか『俳優』と表示されていた欄が『女優』と表記されている。
他にも『ウェイター』は『ウェイトレス』に
『看護士』などはご丁寧にも『看護士(看護婦)』となっている

「この状態でクリックしたらどうなるんだろうか?」
ためしに『ウェイトレス』をクリックしてみる。
いつものように意識がなくなって…


「ほら樋口さん、8番テーブルオーダー取りに行って!」
「え?あっ、はい!」
高い声で返事をする。
(これは、女の子?じゃあ、やっぱり…)
体を見ると白いブラウスに青いスカート、青いチェックのエプロンを着ている
胸には『樋口』という名札がついていた。
「ほら、早く!」
「はい!!」
本当にウェイトレスになってしまったようだ。体の記憶にまかせてオーダーを取りに行く。
どうやら混雑期に憑依してしまったようだ。

混雑がおわり、スタッフルームで休憩をしていた。
(ふう、慣れない体は大変だ)
スカートの感触、歩くたびにゆれる胸、そしてエプロンで強調されている大きな胸に
男性客の視線が集まっているような気がして恥ずかしかった。

とそこへ
「今日のひぐちゃん、なんかカワイイよ!」
と自分と同じく休憩中だった先輩のウェイトレスから軽く胸を揉まれる
未知の感覚に思わず叫んでしまう
「きゃあ!」
「はずかしがっちゃって~、いいなこの大きな胸、うらやましいよ」
「なになに~、ひぐちゃんの巨乳を独り占めは許さないよ~」
別の先輩からも胸を揉まれる。

先輩ウェイトレス2人に胸を揉まれ続け、快感で声が漏れる
「あんっ…、あのセンパイ、やめて…下さい…」

「い~や、この巨乳を見てたらなんかいじめたくなってきた」
「そうだ~!徹底的に調査するひつようがある~!」

そうして二人に押し倒され、胸を執拗に揉まれて…





「…あれ、ここは」
いつもの自分の部屋、胸はもちろんまっ平ら。
「こんな体験もできるんだ…」
職業だけでなく女の子の快感まで体感してしまった。
揉まれた胸の感覚を思い出し僕は興奮していた。


さーて、次はどんな職業を体験しようかな~。
「おっ、これなんかいいかな!」
気に入った職業をクリックする。
性別欄はもちろん「女」と登録して。

おわり



あとがき
初めて書いたTSF小説です。
前設定が長くなってしまって、TSシーンが短いのが反省点です。
冒頭の「お祈りメール」というのは
不採用のメールの文章の最後によく「…をお祈りしております」と書いてあることから
不採用通知の俗称としてネットでよく言われている言葉です。
私もよく頂きました…(泣)

今、就活で頑張っている学生さんにエール(?)をこめて。
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